ごく普通のサラリーマンのS2000ライフ

10年振りにスポーツカーライフに復帰したごく普通のサラリーマンの話

S2000の修理3連発が完了しました!

やっと修理からS2000が戻って参りました!

結局、何を直したのか?ですが下記の通りです。

 

・オイル消費対策→エンジンオーバーホール

・エアコン異音→エアコン部品交換

・ハンドルブルブル→ステアリングラック&トルクセンサー交換

 

それぞれの交換前の状況については下記のブログを参照頂ければ幸いです。

今回のブログではこの3つの作業にどのくらいの費用が掛かったかを書いてゆきたいと思います。ご承知の通りですがここで記載する費用は私の場合なので全てのS2000に当て嵌まるものではないことはご了承ください。

これからS2000を手に入れようと思っている方やこれからS2000のメンテをしようと考えている方の参考になればと思います。

 

オイル消費対策:エンジンオーバーホールについて

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エンジンのオーバーホールと言っても状況によって色々と作業の範囲が違うと思います。今回私のS2000に施されたオーバーホールはきっと最も簡易的なオーバーホールかもしれません。

目的はエンジンオイルの消費を止めることに主眼を置いており性能向上等は狙っておりません。

作業的に何行ったのか?と言うとピストンリング&オイルリングの交換、バルブステムシートの交換、そしてバラす際に再使用不可能となったガスケットおよびパッキンの交換となります。もちろん再使用可能な部品は洗浄し再度取り付けると言う作業も発生します。

また今回、私のS2000はメーカー純正のピストンが欠品となって居た為にピストンの交換は実施されておりません。メカニックの方の見解的にもピストンは痛んでおらず再使用可能とのことでしたのでピストンはそのままです。

今回の作業でオイル上がり、オイル下りを止めることが目標です。

作業中の写真を頂いたのですが、今回の作業ではエンジンを下ろさず実施出来たのとのことでした。

作業中の写真がこちら。

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私自身は自分のクルマのエンジン内部を中々見たことが無かったのですがこんなに綺麗なものなのだと言うのが第一印象です。

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ちなみにバラしてくださったディーラーの方に聞いてもエンジン内部は綺麗だとのことでした。

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個人的にはオイル消費をしているクルマと言うこともありその痕跡らしきものが何かしら見えるかと考えておりましたが今回のオーバーホールでは見ることができませんでした。

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ただ、記念に頂いた使用済みピストンリングとオイルリングを帰ってから繁々と見詰めていたのですが、思った以上に傷だらけであることに気付きました。

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傷が多い面がピストンの上についていたのか下だったのか?は分かりませんが細かい傷がたくさんあります。

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またオイルリングの方も結構、カーボンが溜まっている所が見受けられました。

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そしてピストントップも結構黒くカーボンがこびり付いているように見えます。これは今後PEAを配合した洗浄剤等を使って綺麗にしてゆきたいと思います。

*既に購入済み。

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また慣らし運転についてはディーラーさんからは特に細かい言及は無く、5000kmまでは全開くれないようにしてくださいとだけ言われました。基本的に交換した箇所が少なくそこまで気にする必要は無いとの見解でした。ただ…個人的には長く乗りたいので慣らし運転についてはしっかりと行ってゆきたいと思います。と言うことでこの件に関しては追々書いてゆきたいと思います。

最終的な費用の内訳がこちらです。

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便宜上、内訳の金額が出ておりますが私はディーラー保証ありのクルマを購入しているので費用については一切掛かっておりません。

 

エアコン異音:エアコン部品交換について

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前回の記事でも書いた通り、もはやS2000前期のエアコンの部品は既に生産終了がしているものがございます。

今回、ディーラーさんからもコンデンサーは互換品になると言われておりましたし、レシーバは私が連絡したケイヒン製になりました。いやもう普通にエアコンが使えるので何も文句はありません!交換中の写真がこちらです。

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そして費用がこちらです。なかなか値段です。

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ハンドルブルブル問題:ステアリングラック&トルクセンサー交換

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最後にこちらも大物の修理です。これも前回の記事で書いた通り奇跡的に部品が出ました。

また今回のハンドルプルプル問題の発生原因はトルクセンサーにあるとのことでしたが私のS2000はType-VなのでVGSユニットはステアリングラックとトルクセンサーが一体型になっておりトルクセンサーのみの交換は出来ないそうです。

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そんな中、上記の通りステアリングラックのASSYが出た!との連絡をもらいました。本当に良かったです。

これが部品の新品と付いていた物との比較です。

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まとめ:交換してどうだったのか?

当たり前ですがエアコンの異音もハンドルの不具合も無くなりました!

エンジンに関してはまだ少し乗った程度ですので、その違いは実はあまり良く分かっておりません。今後、慣らし運転をしつつエンジンオイルの消費についても見てゆきたいと思います。

今回、申し上げたいのは私に取ってS2000と言う車は心のどこかで割と新しいクルマという意識はありましたがその見解を改める良い機会になりました。

そして何より購入時に色々ありましたがディーラーの認定中古車を購入して本当に良かったと思います。購入時に聞いた話では車庫での保管をしており非常に程度の良い個体だと聞いておりました。内外装の状態やエンジン内部を見ても聞いていた状態の良さを裏付けているように思えます。走行距離も購入時は61,500Kmでこの年代のクルマにしては少ない方だと思えます。

そんな状態のクルマでも約20年の時が過ぎれば、当たり前のようにこのようなトラブルに見舞われることが実感出来ました。

今回、認定中古車を購入することで(そして保証期間内にS2000が悲鳴を上げてくれたことで)追加で費用が掛からず乗り続けることができます。上記の費用総額を考えれば少々高った購入費用にも納得感が出ます。発生してしまった不具合についてもある意味前向きに捉えることが出来るのも保証があるお陰と言えます。

正直言ってディーラー認定中古車の購入時に色々とあり、一時期は疑心暗鬼&文句ダラダラでしたがそれをも凌駕して認定中古車で良かったと感じております。

いつも最後までお読み頂きありがとうございます♪